弁護士コラム

2013/02

女性弁護士が2名になりました

日向 誓子

 今年1月に、岩佐理絵弁護士が入所し、当事務所の女性弁護士が2名になりました。

  岩佐弁護士は、明るく快活な人柄で、事務所の執務スペースの雰囲気も明るくは華やかな感じになったような気がします。何事にも全力投球で職務に取り組む岩佐弁護士の姿に、私も、事務所に入所した2年前を思い出すとともに、初心を忘れずに、より一層職務に邁進していきたいと思いを新たにしました。
いずれ岩佐弁護士本人からも、このコラムでご挨拶をさせていただきますので、楽しみにしていただければと思います。

 私は、かながわ女性センターや茅ヶ崎女性センターで実施されている女性向けの法律相談を担当させていただいていますが、その際に、「同性の弁護士でないと話しづらい」「同じ女性に共感を持って話を聞いてもらえてほっとした」というお声をいただくことも少なくありません。

  しかしながら、日本弁護士連合会の統計によれば、2013年2月1日現在、全国の弁護士3万3603人のうち、女性は5946人でわずか17%で、まだまだ女性弁護士の数は少ないのが現状です。
男性の弁護士に頼りがいがあると感じられる場面ももちろん多くあるとは思いますが、一方で、離婚やセクシャルハラスメント、性暴力といった問題では、相談相手が男性だと思うと、体験したことや正直な気持ちを、なかなかありのままにお話することができず、困った状況を抱えながらも相談することをためらってしまうという女性の方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

  また、女性特有のご相談に限らず、女性弁護士ならではの柔らかな対応やきめ細かい心配りを希望される依頼者の方もいらっしゃると思います。
当事務所も女性弁護士が2名に増えましたので、女性弁護士に相談したいというご要望に、よりお応えしやすい体制になりました。私と岩佐弁護士も、あらゆるご相談に対応できるように、技術を磨いていきたいと思います。

  また、ドメスティック・バイオレンス(DV)事件のように、女性弁護士に相談したいが、女性だけでは不安だというような場合には、女性弁護士と男性弁護士でチームを組んで、共同でご依頼をお受けすることも可能です。
女性弁護士による相談を希望される場合には、相談予約の際に、その旨をお伝えください。

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