弁護士コラム

2023/11

講演会

芦原 康貴

9月の終わりに東京ビッグサイトで開催された国際福祉器具展というイベントにて、知人から講演会セミナーを行うとの連絡を受け、一般参加も可能とのことでしたので、話を聞いてきました。
国際福祉機器展とは、様々な世界の福祉機器を一堂に集めたアジア最大規模の国際展示会で、今年は開催50回目という節目の年でした。

展示会当日は、新橋駅からゆりかもめに乗り換えて会場である東京ビッグサイトに向かいました。ゆりかもめに乗るのは何年ぶりだろうと考えながら、改札を通った後、そういえば、司法試験受験生時代に、ゆりかもめに乗って東京ビッグサイトの近くの会場に模試を受けに行ったこともあったなぁと昔のことを思い出しながら、車両に乗りこみました。
車両の中はとても混雑していましたが、東京ビッグサイト駅で降りる乗客の方々がほとんどで、私も他の乗客の方々に続いて会場(東京ビッグサイト東ホール)へと歩いていきました。

今回の展示会参加のみならず、東京ビッグサイトのホール内に入ることさえも初めてであった私は、その広さと来場者の多さに圧倒されてしまいましたが、なんとか平常心を保ちつつ、入場ゲートにたどり着き、入場手続きを終えました。
入場手続きの際に、来場者の方々の各属性(一般、福祉施設、販売業、在宅サービス、行政等)ごとに色分けされたネックストラップが用意されており、私同じ色の一般参加者の方々も多く、その中でも学生の方々がたくさん来場されているのが印象的でした。

入場手続きの際に取得した会場案内パンフレットを握りしめて、知人の講演会場へ向かうも中々たどり着けず、焦りを感じ始めたところで、ようやく講演会場のあるホール入口を発見しました。
入口から、ホール内に入ると、各出展社の福祉機器展示ブースをはじめ、講演会セミナーや体験コーナー(パラスポーツ体験、義手・義足体験等)などで大変賑わっていました。

若干の時間の余裕をもって会場につき受付も済ませ、落ち着いて知人の講演会セミナーを聞くことができました。
福祉機器の選び方に関する1時間の講演会セミナーで、特に自己決定という観点及び多角的な視点からの分析という観点について、自分だったらどうだろうと考えさせられる内容でとても勉強になりました。集中して聞いていたのであっという間の1時間が経過し、終わった後に周りを見渡すと立ち見の方々もたくさんいらっしゃいました。

先に述べましたとおり、私は、今回福祉機器の展示会イベントに参加したのは初めてでしたが、一般参加の方々が多く来場されていることからも、福祉の分野への関心の高さを改めて感じました。そして、普段、私が業務を行う中で触れる機会が少ない福祉機器という分野について、考える機会を持つことができたのはとても有意義なことでした。

今回は、知人からの連絡がきっかけとなって、普段あまり触れることのない分野に触れる機会を作ることができましたが、今後は、自ら一歩踏み出して、様々な分野を知る機会を作っていければと思います。

 

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