2010/05
副会長退任のご挨拶
阿部 泰典
昨年5月のコラムで横浜弁護士会の副会長に就任したことを書きましたが、今年の3月31日をもって任期満了となり、無事、退任することができました。
副会長就任中はなかなか時間が取れず、ご迷惑をお掛けしてしまった依頼者の方もいらっしゃるかと存じますが、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
当事務所は現在、弁護士4名、事務職員2名の6名で構成されており、多くの弁護士事務所もそうですが、事業所としては極めて小規模なものとなります。私が副会長に就任していた横浜弁護士会には総勢80名ほどの事務職員がおり、私たちが弁護士業務を行っている事務所に比べると、それなりの規模の組織体と言えます。そうした組織体での業務を経験できたことは、今後の弁護士業務や事務所運営に役立つのではないかと思っております。
この一年間、会長1名、副会長5名で弁護士会の執行部として活動してきたのですが、常に行動を共にしてきたので、以前はそれほど知った関係ではなかった人とでも1年の間に家族のような一体感を持つに至りました。そのため、任期終了直前は終わってしまうのが寂しい思いもありましたが、これを複数年続けたら、事務所が潰れてしまうので、やはり1年が限界です。
しんどいこともたくさんありましたが、過ぎてしまえば良い思い出で、将来振り返るときに、自分が弁護士会の役員をやった年が、裁判員裁判が施行された年、自民党から民主党に政権交代があった年、加えて個人的には原ジャイアンツが日本一になった年、ついでにWBCも優勝だった年ということで、思い出しやすいという意味でも良かった気がします。
1年間封印していた趣味の野球も退任後に1年半ぶりに出席することができました。チーム内での紅白戦であってもクリーンヒットを打つとやはり爽快ですね。1年間の運動不足で体重もかなり増えてしまい、久しぶりにお会いする依頼者の方によく「先生、太りましたねえ」と言われてしまっていたので、少しずつ減量していきたいと思っております。
いずれにしても、現在は弁護士会の役員としての業務が無くなり時間がたっぷりあり(もっとも、「後役」というのがあり、弁護士会の業務と完全に縁が切れた訳ではありませんが)、いくらでも弁護士業務ができる感じがしておりますため、バリバリ仕事をしていく所存ですので、今後ともご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。