2019/12
理解を深める
芦原 康貴
弊所のホームページの私の弁護士紹介の「弁護士からひとこと」の欄に、サッカー観戦が趣味であると記載しておりますが、弁護士登録してからの丸3年間で実際にスタジアムに足を運びサッカーを観戦したのは数える程度で、もはや趣味とはいえないレベルになっております…。
それでも、今年唯一スタジアムに足を運びサッカー観戦した試合は横浜Fマリノス対ヴィッセル神戸戦でした。この試合のチケットの中にユニフォーム付チケットという種類のチケットがあり、私は迷わずそのチケットを購入し、観戦当日の手に入れたユニフォームを着てサッカー観戦をしました(なお、観戦当日は、事前にチケットを購入してくれていた友人が土曜日の試合を日曜日の試合と勘違いをし私が新横浜駅に着いた時点で家を出ていないというハプニングが起きました。しかし、集合時間を早めに設定しておりましたので、試合開始5分後くらいから観戦することができました。危ないところでした、いやギリギリアウトか(笑)。)。
ユニフォーム付チケットを購入している点で、もうお分かりかと思いますが、私が応援しているチームは、15年ぶりにリーグ優勝した横浜Fマリノスというチームです。破壊力抜群の攻撃力で得点を量産し、リーグ最終節の首位攻防戦を制してリーグ優勝をしました(なお、運よくリーグ最終戦のチケットを入手ししスタジアムで観戦した弁護士が弊所におります。私も入手しておくべきでした…。)。
横浜Fマリノスがリーグ優勝できたのは、個々の選手の方々が日々の練習の中で、昨年から新しく取り入れた戦術(攻撃的なサッカーで見ていてとてもワクワクします!)の理解を深める努力をし、実際の試合の中で実践することができたからだと思われます。(専門家でもない素人の私の勝手な分析ですので、その点はご了承ください。)。
新しいことを取り入れ理解したうえで実践する、あるいは、変化に対し柔軟に対応するという場面は、サッカー選手に限らず誰もが直面しうる場面であり、法律の専門家であれば、法律の改正がある場合、新しく改正された部分を理解して実務の中で柔軟に対応する必要がございます。
そして、明治29年(1896年)に現法民法が制定後、約120年もの間、ほとんど改正がなされていなかった債権関係の規定を改正する法律が、一部を除き2020年4月1日より施行されます。民法の債権関係の規定は、私たちの日常生活で生じ得る契約関係を支える最も基礎的かつ重要な規定ですので、改正によって実務に与える影響は非常に大きいです。
私自身、これまで改正に関する書籍に目を通したり、弁護士会の主催する研修会に参加するなど施行に備えてきましたが、正直まだまだ不安に思うところもありますので、横浜Fマリノスの選手の方々のように、日々の努力を怠らず、来る施行日まで、そして、施行されてからも改正に関する理解を深めるべく勉強を続けていきたいと思います。
以上